プロローグ
全ての記憶が消え去る前にわたしはアイフォーン12をひたすらタップするのだ…暗闇の中で自分の指を踊らせようではないか…
(寝かしつけ中に書いています)
来たる2023年11月26日、日曜…
わたしの目覚めは早い。朝6時半。
理由は簡単、今日は運命が左右する日だから。
まず隣で寝ている3歳の体温をおでこを触り確認する
「平熱、、、」
まずミッションクリア。
次に少し離れて寝ている小2のおでこにも触れる。
こちらもクリア…
そしてごめん、ありがとうと小さく呟くわたし。
できればインフルエンザ流行ってるし教室でマスクして欲しいなー
と、この日のためにちょっとしつこく言っていた最悪な母であることを今懺悔します。
でも、これで保育園には預けられる…
夫にはこの日のことは黙って過ごそうと思っていたのだが、数日前に「日曜ライブ行くの?」と、尋ねられる。
バツが悪そうに「うん、、、、」と答えるわたし。
まるでドラマのワンシーンのような“間”の取り方だったと思う。
(うん、と言うまでが引きの画角でそっから下唇噛み締めるわたしが出てくるのを想像してもらえるといいですね)
夫は接客業の為、土日はほぼ仕事なのだ。
それをいいことに言わなくて過ごそうとした妻である私…
あ、不倫してるってこんな感じなのか…、とふとよぎる。(クソほどどうでもいい)
話を聞いてみるとどうやら小2が夫に話したらしい(夫が休みの日は時短勤務の私は溜まった仕事を片付ける為に残業しがちなので、思っている以上に2人は会話している模様。いいことです。わたしは父と何話していいか分からないから。)
まぁ夫とわたしはお互いウィンウィンな関係を保つべく深入りしないのが暗黙の了解となっているので咎められずに話は終わる。
というか、実は不倫してるとか思われてるのか、それはそれで面白い…
でもこちらはもう愛の駆け引きに疲れた中年なのである。
だからいわゆる世間で言う【推し活】とやらに愛の方向を変えているのだ。
一方的で見返りを求めなくていい…
自分の世界の中心で愛を叫べばいいのだ…(BGM平井堅)
まぁ、わたしにとって最高なコンテンツな訳である。
でも20日にピーワンのライブ行って来週エスエフナインのペンミに行くんで、夫はきっと快くは思っていないでしょう…
反省はしないけれどもわたしは全うします…
そう、そこにキラキラ輝くアイドルという存在がいてくれる限り!!!!!!!!!!!
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という何かわからない漠然としたものを掲げてピーワンライブ、ゴーストナインコンサートと予定外のサイン会まで終えた時点で情緒が崩壊寸前である。
次回、【こんな情緒が乱されるはずじゃなかった、ゴーストナインコンサート編】へ続く……